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ワーナー・ホーム・ビデオ
グループ:DVD
ランキング:49577
価格:¥ 1,575
発売日:2003-12-06
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レビュー(Amazon.co.jp)
巨匠スタンリー・キューブリック監督の遺作である。彼が最後に選んだテーマは、ごく普通の夫婦の性の問題だった。
ニューヨークに暮らす開業医のビルは、美しい妻アリスとなに不自由なく幸せな生活を送っていた。ある夜、知人のパーティから帰宅した彼は、妻からセックスにまつわる衝撃の告白を受け、ショックのあまり家を飛び出す。妻への嫉妬と自らの性衝動の狭間で苦悩する彼は、やがて禁断の倒錯した愛の世界へと足を踏み入れていく。
トム・クルーズ、ニコール・キッドマンというスター夫妻を主役に迎え、撮影に18か月、編集に約1年を費やし、完全秘密主義のうちに完成された異色の愛のドラマ。主演2人の濃厚なセックスシーンも大きな話題を集めた。(山内拓哉)
カスタマーレビュー ![]()
This film deserves more.
(2004-08-30)
キューブリックの映画を表面に見えるものだけで安易に批評しているのを見るにつけ、それがプロによるものであれアマチュア評論家によるものであれ、うんざりさせられます。
慣れないものを見て、それのみに惑わされる気持ちはわかりますが、この映画はセックス・シーンのみであるわけではないし(実際は全体のほんの数パーセント。客観的に見ましょう)、また夫婦間の性がテーマというわけでもないと思います。どちらかというとテーマは「タブー」と「それを犯してしまう人間」であって、現代社会では性がその最たるものとされているから、勢い映画の中の大きな要素になっちゃうわけだと思います。
他にも、性行為直前に男が口を滑らせるジェンダーに関する禁句、他人の秘密を漏らす、または聞きたがるというタブー、一介の医者には及びもつかない超大金持ち・上流階級への越権行為というタブー、金のために自分や娘を売るというタブーとそれを買うタブー、そして殺人というタブー・・・あなたは映画の中にいくつの「タブー」を見つけられますか?
原作はSchnitzlerの"Dream Story"、「目を大きく閉じて」みる夢、つまりフロイト的には「抑えられた欲望=タブー」なのです。
蛇足ですが、DVDのオマケである「キッドマン(父親がやはり心理学者です)、キューブリックについて語る」を見ましょう。キューブリックがいかに芸術性の高い映画を作り、後世に影響を与えるような良質な物語を作ることに人生をかけていたかを語っており、本当に感動的です。
キューブリックの遺作
(2004-07-23)
あのキューブリックの遺作が 一大ポルノ絵巻である点は ある意味笑うしかない。原作は戦前のウィーンを舞台としていたが それを現代のNYに置き換え トムクルーズの笑顔一杯怪演もあり 実に不可思議な映画である。ポルノといっても いつもの冷徹なキューブリックであり この映画で性的興奮を覚える人も少ないはずである。全く一体なんでこの映画を作ろうと思ったの??と思い続けていると 二コールキッドマンが メガネ越しに「FUCK」といって終わってしまった。
希代の映画監督、キューブリックの最後の一言がかような言葉で終わったことに一種感慨を覚える。ある種の厭世人であった 映画界のダビンチとも言うべき彼にはふさわしかったのかもしれない。
大人のための怪談話
(2004-06-02)
巨匠キューブリックの映画だと思うと、何やら訳がわからない難解な作品に思いがちですが、単純に大人の男性のための一夜のコワーイ怪談話だと見れば楽しめます。妻のたった一言で妄想に囚われた夫が、ちょっとした遊び心で迷い込んだ未知の世界。主演デビュー作の「卒業白書」から巻き込まれ型の主人公を得意とするトム・クルーズが、またしてもパニックに陥り、大慌て。こうしたキャラは、ヒチコックで言えば、ジェームス・スチュアートの路線ですね。もしヒチコックが生きてたら、トムを主役にして、いじめ抜いたかも。結末も「正体見れば枯れ尾花」的なオチで、一番これを見て笑っているのは、天国にいるキューブリックなのでは?
・・・ちょっとむずかしい・・かも?
(2004-02-08)
トムクルーズとニコールキッドマンという出演者目当てで購入しました。キューブリック監督の最後の作品ということで、まあまあ期待していたのですが、なんというか・・・奥が深い・・?映画でした。静かなストーリー展開が苦手な方は避けたほうがいいかもしれません。世の中には本当にこういう世界もあるのかな?
皮肉屋のロマンティスト。その遺言。
(2003-03-25)
赤の他人同士が、人生を共にしながら生きてゆく「結婚」
その極めて日常的である関係の中のさまざまな矛盾。
愛、信頼、親密、倦怠、疑惑、欲望、嫉妬....
「2001年宇宙の旅」で
宇宙における人間の存在意義、というどデカい問いかけをした巨匠が、この遺作では「夫婦関係」という極小宇宙に潜む「謎」に目を向けています。
しかも「夢」という、夫婦といえども相手が決してのぞき見る事の出来ない秘密の鏡をつかって。
キューブリック作品はよく、そのシニカルさが取り沙汰されますが、
この作品での彼の初々しく無邪気ともいえるロマンティストぶりに
驚かされ、嬉しくもなりました。
「人間のどんな小さな営みの中にも尽きせぬ謎があり、それは本当に素晴らしく、そして常に興味深い。」
私には、彼の全キャリアがそういいつづけているように感じられます。その意味でもこの極私的な作品は(本人は死ぬとは思っていなかったでしょうが)極めて魅力的で美しい遺言だと思います。
